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2012.04.12

第1回入学式 【大学】

4月12日(木)、日本ウェルネススポーツ大学の記念すべき第1回入学式が、第一キャンパス体育館において行われました。

柴岡三千夫学長は、式辞で「対面授業と通信教育を融合させた日本初の体育・スポーツ系大学」として本学の特色を説明し、「スポーツプロモーション学」の定義と、その担い手である「スポーツコーディネーター」の養成、必要性について解説しました。

続いて、本学の地元・利根町の遠山務町長、五十嵐辰夫町議会議長から、「町を挙げて皆さんを歓迎します」との祝辞をいただきました。

新入生を代表して、黒野幸司さん(28)が、「1期生としての気概を持って、学業に努めることを誓います」と宣誓しました。

オリエンテーション、フレッシュマンセミナー、フレッシュマンWEEK、初学教育などを経て、ゴールデンウィーク明けから授業が開始されます。

大学の開学により、学校法人タイケン学園グループは、高・専・大による一貫教育体制を構築していきます。





≪学長式辞 全文≫

本日ここに、保護者、利根町の皆様、関係各位のご列席のもとに、日本ウェルネススポーツ大学の第1回入学式を挙行できますことを、心より感謝申し上げます。
新入生のみなさん、入学おめでとうございます。
前途洋々たる皆さんが、本学に入学されることを心から歓迎いたします。

日本ウェルネススポーツ大学の母体である学校法人タイケン学園は、平成10年に開設され、日本ウェルネススポーツ専門学校を始め、スポーツ・保育・動物・医療の専門学校を全国で展開しています。
平成18年には高等学校を開設し、高校・専門学校の一貫体制を確立しました。
平成23年には社会福祉法人を設置し、小学校関連事業・保育園・高齢者福祉施設の運営を行なっています。
また、財団法人による、幼児体育を中心とした社会人教育を推進しています。
タイケン学園は多くの卒業生を世に送り、それぞれの分野で有為な人材として活躍しています。

こうした発展を背景にして、タイケン学園は、新しい時代のスポーツを先導するより高度な人材の育成を決意し、日本ウェルネススポーツ大学の設立を計画・申請しました。
厳しい審査を経て、昨年10月24日に文部科学省の認可を受け、本日、新入生とともに、めでたく開校の日を迎えた訳であります。
この記念すべき開校にあたり、本学の理念と特徴についてご説明いたします。

本学は、対面授業と通信教育を融合させた日本初の体育スポーツ系大学です。19世紀の学校は多くが全寮制でしたが、20世紀における交通機関の発達は通学生の学校を生み出し、それを目覚ましく発達させました。
この歴史に学び、今、情報化社会に向かっている21世紀を展望するとき、通信教育が大きな可能性を持っていることは明白であります。
なぜならば、通信制という柔軟な学習システムこそが、学びながら働き、学びながら競技・トレーニングすることを可能とし、それぞれのライフスタイルに応じた学びを保証し、新しいライフスタイルを生み出すからです。
本学は、体育・スポーツ系で初めての試みとして、こうした21世紀型の専門職大学の新しいモデルを開発しようとするものです。

本学の理念の第二は、「スポーツプロモーション」を担う「スポーツコーディネーター」という新しいスポーツリーダーの育成を目指していると言うことです。
スポーツプロモーションは、これまでの上から引き上げるイメージの強い「スポーツ振興」に代わって、スポーツを行う人、スポーツに関わる人の自発性と主体性を尊重し、それを軸にして計画的、戦略的にスポーツを運用・発展させることを意味する言葉です。
このスポーツプロモーションを学部名、学科名として公式に使用する大学は他になく、これも本学が日本初となります。
この日本初の学部・学科で育成する人材がスポーツコーディネーターです。
スポーツコーディネーターは、これまでの技術指導に加えて、それぞれの人のライフスタイルに合うようにスポーツをデザインしたり、地域の特性を活かして住民の生活が活性化するようにスポーツをプロデュースしたり、スポーツと健康や福祉、他の文化と連携し、それぞれの意味や価値を高め合うようにスポーツをコラボレートする新しい能力を持った21世紀型のスポーツリーダーです。
この「スポーツコーディネーター」と言う言葉も本学が日本で初めて使う言葉であります。

さらに、本学で修学し、卒業する日には、皆さんは日本で初めての学位名を手にします。
本学が授与する学位名は、既にあまたある「学士(体育学)」、「学士(スポーツ科学)」でもなく、「学士(スポーツプロモーション学)」であり、これもまた本学のみが授与できる日本唯一の、あるいはおそらくは世界で唯一の学位名称なのです。
こうした特徴から、いかに本学が未来にチャレンジするオリジナリティーの高いビジョンを有しているかご理解いただけるのではないでしょうか。

さて、本学が認可を受けた、平成23年は記念すべき年、記憶しなければならない年でした。
国がスポーツの推進を国策として進める「スポーツ基本法」が制定された年であり、又、日本体育協会と日本オリンピック委員会が日本のスポーツ100周年を記念して、これからの100年を展望する日本スポーツの指針「スポーツ宣言日本~21世紀におけるスポーツの使命~」を採択した年です。
そしてまた、東日本を大震災が襲い、自然の猛威を思い起こさせた年でもありました。
こうした年に本学が開学したことは、決して偶然ではありません。
理事長、学長として私は、先に述べた本学の独創的なビジョンに従えば、本学こそが21世紀のスポーツの使命を担い、その使命の達成を通じて復興を支援する人材を世に送り出す大学であることを自覚し、皆さんと共に本学ビジョンの達成に向けて全力を尽くす所存であります。
こうした本学の志を順調に発展させるために、学園と本学教職員、学生が一体となって精進しましょう。
地元・利根町の皆様を始め、関係各位にはご指導・ご鞭撻の程よろしくお願い致します。

新入生の皆さんが卒業される4年後に立派な専門職人材になること、又、目標とする職業や進路へ邁進されることを祈念しまして式辞といたします。

平成24年4月12日

学校法人タイケン学園 理事長
日本ウェルネススポーツ大学 学長
柴岡三千夫 
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